見た目の色合いが薄く、変形するなどした農産物の「規格外品」。
売れずに廃棄するなどしてきた野菜や果物を有効活用しようと、
兵庫県姫路市の農業生産法人「夢前夢工房」などが、真空乾燥による調味料パウダーを共同開発し、
商品化に向けて動き出した。

栄養成分を壊さず、色や風味もほぼそのまま粉末化。
試作品を使った洋菓子店などからは高い評価を得たといい、同法人は「農家の収入増につなげたい」と意気込む。
(三島大一郎)

夢前夢工房によると、農作物の形が崩れていたり、熟れすぎたりした場合、
従来は低価格のジャムなどに加工して販売するか、廃棄するかだった。
同工房では年間に生産するイチゴ約15トンのうち、1・5〜2トンほどが規格外品となっており、
有効活用できる商品開発を模索してきた。

真空乾燥機は相生市のメーカーが製造しており、
農作物を真空状態にし、常温に近い約35〜40度で粉末と液体(生体水)に分離させる。
これまでの熱風乾燥やフリーズドライと違い、栄養成分を壊さず、色や香りを保つことができる。

夢前夢工房と、この乾燥機を所有する森田泰商店は、2年ほど前にイチゴのパウダーを製造。
兵庫県三田市の洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」が新作のチョコレートに混ぜて
米国の国際コンクールに出品すると、イチゴ風味が高い評価を得たという。

現在はイチゴのほか、ブドウやトマト、サツマイモなど100種類以上のパウダーを試作。
ただ、同じ農作物でも品種が違うと乾燥時間などを変える必要があり、同商店の山田雅史社長は
「原料ごとにデータを蓄積し、商品化に向けて細かなマニュアルを作る必要がある」と説明する。

一方、同時に採取できる生体水を利用し、植物や果物の匂いがする芳香水などの商品化にも取り組む。
ほかにも、従来のドライフルーツよりも色や風味が良く、長期間保存が可能な商品の開発も進めているという。

開発グループには金属メーカーの中西金属工業(大阪市)も加わっており、
海外販路の開拓などに協力する構想。

同法人の衣笠愛之社長は
「B級品の商品化や価格の安定を実現し、
 農作物に新たな価値を生み出せば、若手農家の意欲向上にもつながる」としている。

写真:真空乾燥機で製造した試作品の野菜や果物のパウダー
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201708/img/b_10508073.jpg
写真:農産物を低温で粉末と生体水に分離する真空乾燥機
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201708/img/b_10508074.jpg

以下ソース:神戸新聞 2017/8/30 16:00
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201708/0010508072.shtml

コメント一覧
0円食堂の食材にならなくなるな
いいじゃん
間食にそのまま水で飲みたい
ちゃんとできるんならすげえ発明だぞ
機械を海外輸出

低価格品が出回る

国産死亡

だな